よしべや自然博物館

リタイヤ後、晴観雨算で残りを楽しむ日々。観測地4.2ボートル・SQM21.55。Gooblogから来ました。

電視観望の覚書032(Siril+BXTで球状星団再処理してみた)

メシエ天体:球状星団

(Siril、BXT、一部Astro Wizardで処理)

上から順に、M2、M3、M4、M5、M9、M10、M12、M13、M14、M15、M19、M22、M28、M30、M53、M54、M55、M56、M62、M68、M69、M70、M71、M72、M75、M79、M80、M92、M107

もう何度かブログでも発信していますが、R77MaabowさんのM 13に衝撃を受け、投げ出していた球状星団の画像処理を再開しました。M 13を皮切りに、試行錯誤。Astro WizardでBXTのパラメーター設定を学ぶ機会もあり、最終的にはSiril+BXTに加え、様々なPythonスクリプト等を活用して、まあ、よしべーとしては十分な成果を出すことができました。

参考資料)悲願だったMAK127によるM13 - 元天文少年の星撮りブログ

メシエ天体の球状星団の再処理を終えたので、ここで一旦区切りをつけます。

なお、上の画像は、天文と普段無関係な方が見ること。一覧表で小さく表示されること。を想定して、わかりやすくするため、かなり盛ってます😅普通の処理などに興味を持たれた方は、次のリンクから

関係ブログ)SeestarS50、EQモードでメシエ天体

(再処理前にブログをアップしたものは、冒頭に再処理画像を挿入してあります)

現在、メシエ天体カタログは、Ver1(兎に角観望)、Ver2(EQモードで観望)を経て、Ver3(SeestarS50、4K画質)の作成に取り組んでいます。

途中で、iPhoneSE3でスマート強化(AI Enhancement)を実行すると、Bin2で処理されるため、4K画質にならないことが判明しましたが、(星を小さくする効果も実装されているので、4Kもどき?)方針変更なくこれまで通りやってみようと思っています😅(やってみて、満足できなければ、また考えます。)

Ver2では、球状星団がキチンと撮りきれないので、周りの様子もわかるように作成。

Ver2のM1〜M25

Ver3に向けて置き換えると、拡大しても視認できるので大きめにクロップ。

Ver3作成に向けて、球状星団等を置き換えたもの。

一目で球状星団ということはわかる表になった気がします😅まあ、星団同士を区別つけることは難しいですが。

覚書)

1、満足できたもの:M 22、M 55(こんなものかな)ベストはM22かな

いて座M22:Siril+AstroWizard (BXT、GraXpert)で画像処理

2、まだ満足できないもの:M 13(周辺の星の迫力と星の色が・・・イマイチ):HDR合成の技術習得必要?

3、気づいたこと:ドリズル(Drizzle)×2で4K化されると言っても、撮影枚数が少ないとその効果もイマイチ。スタック前のサブ・フレームを100枚は用意しないと十分な効果は出ないような。

4、これは無理と思ったもの:M54銀河系外球状星団(いて座矮小楕円銀河所属)。遠いからかな?露光時間短すぎた?

5、反省:何が何でも球状星団!の気持ちが強すぎて、無理なストレッチで、全体に星の色を消してしまっている。無理なくストレッチできるように、サブフレームを100枚は確保しないといけない。(後半の球状星団はサブ・フレームの枚数不足だったような😅)

現在のよしべーの球状星団処理ワークフロー)(M92のブログの再録)

0.SeestarS50本体から、サブフレーム・フォルダーをコピーして『lights』にリネーム。
1.Sirilを立ち上げ、『作業フォルダー』を上のフォルダーの親フォルダーに指定。(任意ですが、私は『デスクトップ』→『SirilData』→『メシエ天体名』の中にサブホルダーをコピーしています)
2.Naztronomy-Smart_Telescope_PP.pyスクリプトをDrizzle×2で実行し、スタックする。
3.アストロメトリー・SPCC,AutoGradientRemoval.pyスクリプトで勾配補正。(AutoGR.pyは次期バージョンのSirilにマージされるそうです)
4.BXT(BlurXTeminator.py)スクリプトを実行。『Sharpen Nonstellar』のパラメーターを0.6以上に設定する。
5.VeraLux_HyperMetoric_Stretch.py(arsinh系のセミオート・ストレッチ・ツール)でストレッチ。
*arsinh=arcsinh
6.DeepSNR.pyスクリプトで、ノイズ軽減。
7.『画像処理メニュー』→『フィルター』→『CLAHE(コントラスト制限付き適応ヒストグラム平坦化)』を実行することもある。(よしべーは球状星団の場合『タイルグリッドのサイズ』を1か2に設定)
8.GHS変換で微調整。(主にBP shift)
9.SCUNetDenoise.pyスクリプトでノイズ軽減。(デスクトップWindows11Pro環境ではグラボのおかげで4K画像の正方形クロップは1分程度の処理時間)
10.PNGスクショ保存(通常でPNG保存するとファイルサイズがデカすぎるので😅)
11.MacのPreviewまたはiPadの写真アプリで調整。