よしべや自然博物館

リタイヤ後、晴観雨算で残りを楽しむ日々。観測地4.0ボートル・SQM21.62。Gooblogから来ました。

星見娘で電視観望5007(オリオン大星雲M42 3rd)

オリオン座 M42(+M43)オリオン大星雲

画像イ、1/9(月齢9)、60分のライブスタック、調整・ディノイズあり


(フレーミング×1.2(赤枠)、LPフィルター使用)
みんな大好きオリオン大星雲(よしべやでのコードネームはガッチャマン)。オリオン座の三つ星の下に並ぶ小三つ星。その真ん中にボヤ~ッと見えるのが、星ではなくこのオリオン大星雲ことM42。肉眼でも見え、双眼鏡や普通レベルの望遠鏡で見ると
画像ロ

こんな感じでしょうか。赤い星雲の色を眼視するためには、一説では、口径40cm以上の天体望遠鏡が必要とのこと。(画像ロは、画像ホを写真アプリでそれらしく加工したもの)
その意味では、口径5cmのSeestarS50凄いです。1分のライブスタックでも、画像イに近いもの写ります。

まあ兎も角メシエ天体撮り直しシリーズの1枚をGetできました(^_^)
(月齢9で、北天は雲、南天で撮れる天体を思いつかず、それならM42撮っとくかで撮ったことは内緒です)

そして、M42を撮るとやりたくなるのが、トラペジウム・チャレンジ(^_^;)/
画像口の上に見える星のかたまり、4つの星が台形を作って見えることからついた名前がトラペジウム。今ではNASAが数百個の星を観測してトラペジウム星団と呼ばれています。
画像イから画像ロが見える形にするのが卜ラペジウム・チャレンジ(命名者はよしべ~)。

それでSiriLでFitsファイルを読み込んで画像処理をまたまたしてみました(^^;
画像ハ、Fitsファイル読み込み直後のSiriL画面をスクショ
該当部分トリミング
SiriLにFitsファイルを読み込んだ直後は、線形表示なので、画面には数個の星が写っているのみ。その数個の星にトラペジウムもありました(画像ハ)。
ここから、逆畳み込み、PCC、GraXertで背景補正・ディノイズ、SiriLに戻ってトラペジウムを意識しながらストレッチ、トリミング
画像ニ
取りあえずトラペジウムの存在がわかる形で完成(^_^)/
PCCの影響で赤よりの色になってますが、星雲もまあまあ。
不満は、画像ハで分離していた4つの星がはっきりしなこと。

それでもう一頑張り、色を犠牲に
画像ホ
トラペジウム部分のトリミング

残念ながら、今回はオマケしてどうにか3つまで(^^;

『いいかげん、多段階露光かマスク処理おぼえろよ。』いつもの空耳が(^^;


参考資料等
02) Seestarマニア Junpyさんのサイト
03)Constellation StellarScenesさん『星座』へのリンク