よしべや自然博物館

リタイヤ後、晴観雨算で残りを楽しむ日々。観測地4.0ボートル・SQM21.62。Gooblogから来ました。

電視観望の記録5028(2025年9月8日 月食)

2025年9月7日・8日未明の月の観望

月食:2025年9月8日午前0時30分頃〜午後5時頃

 半影食はじまり:午前0時30分頃

 皆既食はじまり:午前2時30分頃

 月食最大:午前3時10分頃

 皆既食おわり:午前3時頃

 半影食おわり:午前5時頃

*次回は2026年3月3日夕方、東の空

1.SeestarS50、EQモード

皆既月食のBlood Moon、SeestarS50、EQモード、5秒Raw動画からのスタック

SeestarS50でタイムラプス撮影中のライブ画面スクショから

最後は冒頭の画像と同じ

覚書)いつもSeestarのタイムラプスに泣かされているので、いまいち信用してなかったのですが、今回は優秀でした。追尾と『中心へ』は満点あげてもいいかな。露出・Gain調整が難しかったです。皆既に入ると輝度が著しく小さくなるので、どのくらいにするか次回は考えておく必要があります。

タイムラプスはこちら

 

2、iPhoneSE3によるタイムラプス撮影

左上満月

右中央下:皆既月食開始後の月

右下:皆既月食中の月

いずれも次のタイムラプス動画よりゴーストのある部分を避けてスクショで切り出しました。

このタイムラプス動画をSiriusCompで比較明合成してみました。(9月11日追加)

動画からTMPGEnc Video Mastering WorksでJPEG切り出し、比較明合成後、Googleフォトの消しゴムでゴースト削除

わかり易いように間引きしてみました。(9月15日追加)

SiriusCompにより作成

アニメーションGIFも作ってみました。(9月15日追加 7.3Mb)

アニメーションGIF無限ループ ペガシスVideo Mastering Works 7により作成
部分モザイクでゴースト軽減・GIF3fps・トリミングあり・ファイルサイズ7.3M

3.Evoguide+ASI585MC+CBP with SA-GTi赤道儀、ShrapCap4.1 ライブスタッキング

ShrpCap4.1 太陽・月・惑星ライブスタッキングと強化(500枚、最後16枚)

写りは申し分ないのですが、SA-GTiの設置位置が悪く、午前2時半におわちゃいました。

 

4.眼視観望の感想

3台体制による月食の観望。感動と反省の4時間でした。Evoguide+ASI585搭載のSA-Gtiによる観望は午前2時半に月が軒を超えて終了。Seestarによる観望は同じく建物が障害になり午後3時過ぎに終了。一番いいとこが撮れなかった。グリーンハンドあるある(^^;

(シュミレーション不足。一度は自分でステラナビゲータで確認しとかなあかんわ)

しかし人間万事が塞翁が馬。おかげで、望遠鏡を揺らさないために控えていたベランダでの眼視が可能になり、満月の夜の新月以上の大星夜を満喫。皆既中の月とその周りの微光星との共演。オリオン座の観望などができました。意外に感動はこの眼視が一番かも。館長も驚きの感想を述べてました。

SeestarS50、EQモード、10秒露光1分のライブスタック撮って出し

5.付け足し 9月7日午後6時半過ぎの月の出

東の山から

SeestarS50、EQモード、5秒Raw動画からのスタック、調整・クロップ

赤いですが・・・月食のBlood Moonの赤とはまた違います。